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コラム

BCBAとは何?

国際資格の行動分析士(BCBA)とは何?

BCBAとは、行動分析(ABA)のサービスを提供することが国際的に認定された者(認定行動分析士、Board Certified Behavior Analyst)のことす。ABAの専門家としての一定の教育(大学院の授業)と専門的な実習の基準を満たし、テストに合格した者を国際協会が認定しています。下のロゴが、行動分析認定協会で、ちょっとややこしいのですがBACB( Behavior Analyst Certification Board)と言う名前です。日本にもこの認定を受けるもいるのですが、数えるほどしかいないのですが現状なので、BCBAの認定を持っている方からサービスを受けていたら、ラッキーと言って良いでしょう。協会のウェブサイト(www.BACB.com)に行くと、日本にどれだけのBCBAがいるのか調べることも可能です(残念ながら全て英語です)。

人数の少なさはどうしてかと言うと、協会からの基準を満たす大学院のプログラムがないので、日本の大学でBCBAの認定を取ることができないことが一因として挙げられます。つまり、現状では海外に留学しないとこの国際認定は取れないのです。この日本の状態は、良くないと私は考えます。アメリカでは多くの州で健康保険などを使ってABAのサービスを使用することができますが、BCBAの認定が存在したことで、社会制度の普及が比較的早く進んだとも言えます。日本でもABAのサービスを普及させるには、BCBAが日本で取れるようにしても良いし、日本独自の認定でも良いのですが、日本の学会が後押しする何らかの認定を決定する必要があると考えられます。

では、BCBAを持っている人が良い行動分析家で、そうでない人は行動分析ができないのでしょうか?必ずしもそうではありません。あくまで認定は、ABAを提供するに値する最低の基準を示しているものです。例えば運転免許を持っていても、全員が優良ドライバーではないとか医師免許を持っている医者が全員素晴らしい医者かと言うと、そうではありませんよね。BCBAだからと言って必ず良いとは限りませんが、かなりの数の行動分析の授業を受けて何千時間もの実習を受けて、試験に合格したのですから、それなりの準備性はあると言う判断基準の1つとして考えると良いでしょう。逆に認定はなくても、良い先生に師事し学習し、何年も経験された方もいるでしょう。どの専門家を選ぶのかは、消費者として厳しい目線から選択することが必要でしょうが、現在はABAの専門家の数が圧倒的に少ないと言うことは確かでしょう。

ちなみにBCBAには、4つのレベルがあります。(1)BCBA-D、(2)BCBA、(3)BCaBA、(4)RBTです。

(1)のBCBA-DのDはドクターで、博士号を取得者のレベルの認定になります。

(2)BCBAは大学院修士号を取得した者のレベルの認定です。

(3)BCaBAは大学を通常に卒業した者のレベルの認定です。

(4)RBTは高校卒業以上のレベルの認定です。

ピラミッドをイメージしていただくと分かりやすいと思います。上に行くほど専門性が高く、取得者は少ないです。BCBAは基本単独でサービスを提供することができますが、難しいケースなどは上司にBCBA-Dがいることで、より安定したサービスを提供できます。BCaBAやRBTはBCBAもしくはBCBA-Dの監督のもとでサービス提供が初めて可能になります(単独のサービスは行わないレベルの認定です)。

どうしてこのようなレベルが必要になるかと言うと、ABAをつかった早期集中型の療育というのは、週に20時間以上が科学的に効果的と言われています。この20時間以上を文字通りBCBAがセラピーをするとなると、膨大な費用になってしまいます。これをそこまでの専門性を必要としないRBTなどのセラピストがカバーすることで、コストを抑えることができるのです。

 

※このコラムは、弊社最高臨床責任者の竹島より許可を得て、下記URL先のサイトから転載しております。
http://kojitakeshima.com/bcba.html